『現代社会における「依存症」の考察』

現代社会は「依存症ビジネス」で成り立って
いると言っても過言ではありません。

アルコール飲料産業、ゲーム産業、パチンコ
競馬等のギャンブル産業、

さらには、
インターネット関連産業、ゲーム産業、
携帯電話産業と、いまや日本の主力産業は、
『依存症』依存産業のオンパレードといえる
かもしれません。

私たちが普段「ご褒美」として楽しんでいる
ようなことも、充分、私たちを依存症にする
可能性があると思われます。

ご褒美がなくては生きていられないような
気分にさせられるストレスフルな社会で
生活しているために、隠れ依存症者の数は
増加の一途をたどっています。

★大量の依存症を生む社会構造

必要でないものまで必要だと思い込んだり、
買い物が娯楽や気晴らしであったり、
ものがあると安心できたりと。
でも本当は買っているのではなく、
買わされてしまっているかもしれません。
お店や、CMに、そして社会や国家に。。。

「依存症」を誘発するビジネスが増加している
ことは、単に依存症になる人間を増やしている
だけではありません。

日本の社会構造全体に大きな影響を与えています。
日本は『依存症に依存する』社会システムになり
つつあるのかもしれません。

この各種依存症対策、外国では積極的で
様々な対策と規制を敷いています。

アルコールでは
米国が厳しい規制をかけています。
韓国ではパチンコ産業を撲滅させました。

ところが、
日本はこうした依存症を生み出す産業に対する
規制が極めてゆるく、テレビなどの媒体を通して
モーレツな広告合戦をしています。

依存症となりやすいものへと、人々を誘い、
成功して多くの利益を生み出しています。
ここで、
「習慣」と「依存症」の違いとは?

依存症と癖とは何が違うのか。
この違いは、「なおす」という漢字に現れます。

癖は直す。
依存症は治すです。

すなわち、
癖は自分で直そうとすれば直るものですが、
依存症は専門家の治療が必要なものです。

習慣は、やめようと思えばやめられる。
そういうところが違うのかもしれません。

★消費主義社会のカモにならないために

見逃せないのは、
宣伝が消費者の根底に潜んでいるある種の
欠落感に巧妙につけ込んでいることです。

自分には○○が欠けているのではないかと
何となく感じている消費者心理に忍びこみ、
この欠落感は、これこれの商品を買うこと
によってしか満たされないというふうに
思い込ませて誘惑しています。

本当に必要なものだけを作るには、
人間はどれだけ働けばいいのかを細かく計算
したアンドレ・ゴルツ(フランスの思想家)は、
健康な人が平等に生涯40年働くとして、
「週5日、一日2時間ずつ働けば充分」と
結論づけているようです。

人々を依存症に陥らせ、
利益を追求する社会のシステムは、
結果多くの人間に「本来必要でないもの」
を作らせる大量の仕事を生み出します。

依存症を奨励する社会から脱却することが、
私たちの健康や幸せを考える上で重要な鍵に
なってくるのではないでしょうか?

「人間はもっと良い暮らしを持つためにもの
が必要なのですが、それを達成するために
消費と仕事をどんどん増やさなければ行けない
計画的陳腐化や底を知らない消費主義社会に
イエスと言ってはいけない」

先日初来日されて話題になった、
ウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカ氏も
大量消費主義社会に警鐘を鳴らしています。

あなたは「依存症」になってしまっていませんか?

依存症ビジネスが社会構造の根底にある以上、
そこから逃れることは難しいです。

ただ、
少しだけ立ち止まって考えてみることも
大切なのかもしれませんね。

Sam

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Sam

元エリート銀行マンが教える
「ネットビジネスを本業へ」

自身のリストラの経験を
元にネットビジネスでの
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