『世界で最も貧しい大統領からの学び』
あなたは、「世界で最も貧しい大統領」
「世界一貧しい大統領」と呼ばれている
元ウルグアイのムヒカ大統領をご存知で
しょうか?
来日されていて、昨日、帰国されたのですが、
自分自身の周りに意外と知らない方が、
いらしたので、記事にしてみたいと思い
ました。
元ウルグアイのムヒカ大統領は、
1935年生まれの79歳。
貧困家庭に生まれ、家畜の世話や花売り
などで、家計を助けながら育ったそうです。
1960年代に入って都市ゲリラ組織
「ツパマロス」に加入。
1972年に逮捕された際には、軍事政権が
終わるまで13年近く収監されたそうです。
2009年11月ウルグアイ大統領選挙に当選し、
2010年3月1日より2015年2月末まで、
同国の第40代大統領を務めました。
ムヒカ大統領の下でウルグアイは、
人工妊娠中絶や同性婚をはじめ、
マリフアナの生産や販売を合法化し、
マリフアナの合法化は世界初だった
とのことです。
「世界一貧しい大統領」と呼ばれている理由
地位に見合わず、非常につつましやかな
生活を送っていることから、
「世界一貧しい大統領」として知られています。
彼はその資産の80%を寄付し、
個人資産は約18万円相当の1987年型
フォルクスワーゲン・ビートルのみで、
郊外の質素な住宅に暮らしています。
大統領の月収は日本円で約97万円、
同国の平均月収は約6万円。
しかし彼はそのほとんどを寄付し、同国
の平均年収で生活しているそうです。
その理由とは?
自分が得たお金を貧しい人と企業家のために
役立ててもらいたいからとのことで、
彼が国民から支持を受けるのも頷けます。
ムヒカ氏は貧困家庭の出身。
元極左ゲリラ組織一員で、軍事政権下では、
13年の服役経験もある壮絶な経歴の持ち主です。
政権交代後に政治家として活動をはじめた彼は、
大統領に就任期間中も初心を貫き、庶民レベル
で暮らしていたそうです。
100万ドルでも愛車を売らない理由とは?
彼の数少ない個人資産の愛車ワーゲンですが、
100万ドル(約1億1000万円)での売却を打診
されていたようなのですが、次の理由で売ら
ないと断ったようです。
車は友人たちからの贈り物で
「売れば友人たちを傷つけることになる」
とした上で「私が生きている限り(車は)
車庫で眠り、時々散歩に出かけることになる」
と答えたそうです。
世界が感動した衝撃的なスピーチ
ウルグアイのような小国の代表のスピーチは
もちろん後回しにされ、それに耳を傾ける
人はほとんどいませんでしたが、彼はその場
で経済の拡大を目指している現代社会に対して、
明確な警鐘をならしたことで全世界へと
広まった動画は大きな話題を呼びました。
スピーチのキーポイントのフレーズ。
「貧乏とは、少ししか持っていないことで
はなく、かぎりなく多くを必要とし、
もっともっとほしがることである!」
このスピーチは書籍にもなっています。
→世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ
「世界一貧しい大統領」と呼ばれる事に
ついての彼のコメント。
『世界一貧しい大統領』と呼ばれている。
でも、自分では貧乏とは思っていない。
本当に「貧しい人」は、ぜい沢な暮らしを
保つためだけに、働く人だ。
「大統領とは、機能を果たすために選出
された、高位の当局者です。
大統領は王様でもなければ、神でもありません。
何でも知っている、部族の呪術医でもないですし、
公務員でもありません。」
と述べたそうです。
学びたいムヒカさんの考え方。
モノを買うとき、人はカネで買っているよう
に思えますが、実は違っていて、そのカネを
稼ぐために働いた人生という時間で買ってい
るんですよ。
ムヒカ大統領のスピーチは、現代社会の
抱える問題を明確にとらえていると思います。
ひとはそれぞれ異なった役割をもって生まれて
きていると思います。ひとりひとりが
「できること」してゆきたいですね。
Sam
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なんかのニュースでは見たことがありましたが、そういう人なんですね。初めて知りました。「愛車ワーゲンが、100万ドル(約1億1000万円)での売却を打診されていた」のが逆にすごいとおもいますけど。